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ナイフの熱処理
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| 熱処理とは? |
ナイフをはじめ鋼を使った製品のほとんどは何かしらの熱処理がしてあります。
では、熱処理とは一体何者なのでしょう?
「アイツは気に入らないからヤキいれてやる!!」
皆さんも一度は学生時代に聞いたこと(言ったこと?)があると思いますが、気に入らない相手を自分の気に入るように変えてしまう様なことですよね?
つまり、熱処理とは単純に鋼の性質を使い道に合わせて変えてしまうことなのです。
ではナイフなどの刃物の世界では熱処理を失敗するとどんなに素晴らしい素材でも「なまくら」になって使いものになりません。
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| 熱処理の種類は? |
刃物に必要な熱処理には大きく分けて下のように2種類あります。
A)焼入(やきいれ)
・鋼を硬くします。
B)焼戻(やきもどし)
・鋼を粘り強くします。
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| 焼入って? |
焼入といっても単純に人のように殴ったりしても自分の手が痛いだけで鋼はなんともありません。
ではどうやって焼を入れるのかといいますと単純に火で焼きます。
だから焼入れって言うんです。
鋼を炎で熱するとだんだん赤くなってきますが、この時にある温度に達するとガラリと違う性質へと鋼は変化していくのです。
この性質の変化によって金属の硬度が上がり硬い鋼となるのです。
専門用語で言うと金属の種類にもよりますが、オーステナイトからマルテンサイトと呼ばれる組織に変化していきます。
しかし、ただ焼きを入れれば良いのではなく硬いと言うことは脆いと言うことにです。
人間でも「堅い」だけの人は融通が聞かないのと同じで鋼も硬いだけだとすぐに欠けてしまうのです。
そこで焼戻(やきもどし)という処理を行います。
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| 焼戻って? |
焼き入れで硬くなった鋼はとっても硬くなっているのでちょっとした衝撃でも欠けてしまいます。
そこで硬いだけの鋼に粘り強さを持たすために「焼戻」を行うのです。
方法は焼の入った鋼を適当な温度に加熱してあげるのです、これで硬さが減って粘り気の強く刃の欠けにくい素晴らしい素材となるのです。
熱処理の世界には「戻せば出てくる鋼の味」といって焼戻をすることで本当の鋼の持ち味が出てくるのです。
焼き入れしっぱなしだと「仏作って魂入れず」と言ったことになってしまいますので鋼は焼入をして焼戻をしなければ「なまくら」な刃物になってしまいます。
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